ビー・ブラウンエースクラップ(ドイツ)社製 OrthoPilot Navigation Systemを使いコンピューター支援人工膝関節置換術(Navigated total knee arthroplasty)を行っています。
大腿骨・脛骨ともに正確な角度で人工膝関節を設置しています。

大きく2種類の手術方法がありますが。大腿骨の膝中心軸に合わせ(リンク1リンク2)大腿骨側の人工関節を設置しています。

左:エースクラップ社ナビゲーション本体です。右:膝上下に赤外線マーカーをつけます。

ナビゲーション人工膝関節置換術マーカー設置

​コンピューター仮想空間上に膝関節を含めた下肢全体を作り、股関節(左)、膝関節(中央)、足関節(左)を登録します。

ナビゲーション人工膝関節置換術登録

コンピューターの支援をうけ、脛骨骨切り(左)、大腿骨人工関節サイズの決定()、大腿骨骨切り(右)を行います。

ナビゲーション人工膝関節置換術モニタリング

人工関節を解剖角的に正確な位置に入れたら、大腿・脛骨側人工関節間の軟部組織バランスをとります。

ナビゲーション人工膝関節置換術バランス

大腿骨と脛骨の回旋にも注意して人工膝関節が入りました。

ナビゲーション人工膝関節置換術手術中写真

人工膝関節手術は、手術中の感染を予防するためヘルメットをつけて行っています。

ナビゲーション人工膝関節置換術村松先生と筆者

ナビゲーションTKAが役立った例(脛骨前方亜脱臼例)

後方の軟部組織が硬く、脛骨前傾10°に設置しました。